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『恕の心』

『恕の心』

「恕」(ジョ)・・・常に相手の立場になって考え行動する。

(自分がされて嫌なことは他人にもしない事)

※経営者たるは常に恕(じょ)の心を持って成していくならば社員(民)は潤い会社は繁栄する。


 

【己の欲せざる所 人に施すこと勿れ】

 

 

今から二千五百年前、中国に「孔子(こうし)」という立派な方がいました。

その孔子の教えをまとめ た本を「論語」と言います。

 

皆さんの中にも聞いたことがある人もいると思います。

 

ある時、孔子のお弟子さんの子貢(しこう)が孔子に、「人として生きていく上で、一番大切なことを、 ひとつの言葉で言うとしたら、何でしょうか」と聞きました。

 

孔子は「それは『恕(じょ)』という言葉 だ」と答えました。

 

『恕』という言葉の意味は、思いやりの心、ということです。

 

 

 

「思いやりの心」とは、具体的にどんなことでしょうか?

 

孔子は「恕」と答えた後、続けて「己の欲せ ざる所、人に施すことなかれ」と言いました。

 

「己の欲せざる所、人に施すことなかれ」の意味は、「自分 が人からされたら、いやだなと、思うことは、人にはしてはいけません。

 

いつも、相手を思う、いたわり の心をもてたらいいですね」ということです。

 

「自分が人からされたら、いやだなと、思うことは、人に はしない。

 

いつも相手を思う、いたわりの心をもつこと」という『恕』の心は、孔子が教えてくれている とおり、私たちの心の中にしっかり焼き付けなければならない大切なものだと思います。