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『孔子の教え』4

ドラマ『孔子』より

 

子貢:私には悩みが多く静める方法が分かりません。

   沸騰した湯に水を差してもまた沸騰する

   欲望の火を消すべきだ。

   心の底に渦巻く欲望は静まりません。

 

孔子:止めたいか?  

 

子貢:ええ 

 

孔子:できるのか? 馬車がなくとも?

 

子貢:平気です。

 

孔子:玉をつけず 絹の服は着られず 粗食を食べるのだぞ それでもよいのか?

 

子貢:心静かになれるのならできます。

 

孔子:自分の欲望と自分自身とは別ものだ。

   欲望とは馬車や衣や富のことだ 自分のものでも 自分自身ではない

   この道理が分かれば迷いも減るはずだ 。

   世のすべてには当然盛衰がある 一体何を悩んでいるのだ? 

 

子貢:先生と弟子たちは楽しそうでうらやましく思いました。

 

孔子:私たちの目標は自分自身に勝つことだ 剣を使って奪った物はいずれ剣で奪われる。

   己に勝ち自分の心の主となれば 平穏で幸せになれる。   

   己のために何かしても欲望は満たせない。

    民のためならばささいなことも誇らしく思えるものだ 。

   善良さと勇気がもたらす喜びは消えない 。

 

子貢:私子貢は先生と共に学びたいと思います。

   師がこう言ったのを今でも覚えている 

   ”己に勝ち民のために行動すれば”

   ”真の喜びを得られる”と師の一生はその言葉どおりだった 。

   師の言葉は実際的ではないと言う人もいる 実際とは何だ?

   ”実”とは”利” ”際”とは”この時”だ。

   確かに師は実際的ではなかった。

 

 

師は現実から影響を受けることなく 常に人論や正義 政の道理のために走り続けた。 

 

師は生前どれだけ人に笑われたか 諸侯や貴族たち当時の人々は誰も師を理解できなかった。

 

生きとし生けるものへの熱い思いと弟子や子ども年長者に対する愛情を持っていた文化や自由への憧れを押し広げ人々に影響を与える これが師の喜びだった。

 

師こそ”君子の儒”だ(徳の高い学者)