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④ 五常の徳「仁義礼智信」

豊かな人間性を育むことが求められているが、日本の伝統や文化に大きな影響を与えた人と しての道、守るべき徳を説いた儒教の教え「五常の徳」について再確認したい。

 

五常の徳は、孔子、孟子が説いた、仁、義、礼、智の四端(生まれながらに人に具わってい る四つのもの)に、信を加えてまとめられたものである。

 

 

【智】

 

智とは、人や物事の善悪を正しく判断する知恵である。

 

さまざまな経験を積むうちに培っ た知識はやがて変容を遂げ、智となって正しい判断を支える。

 

より智を高めるには、偏りのない考え方や、物事との接し方に基づいた知識を蓄えることが必要である。

 

儒教では「中庸」といって、よいバランスを保って生きることが大切とされている。