『アワビの養殖』
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2023-05-10
ブログ
ある養殖業者さんが 稚貝を10万個仕入れるそうです。
そのうち3万から4万弱死んでしまう事があるとお聞きして、
その死んだ稚貝の貝殻を保管しておいてもらい
その貝殻をトリニティーゼットに漬け込み培地にする作業を完了をしました。
死んだ稚貝の貝殻をトリニティーゼットに漬け込み培地を作るの話をしたところ
Aさん:培地って?
私:トリニティーセラミックと同じような働きをするもので
トリニティーゼット40倍希釈液に乾かした貝殻(籾殻・木材チップなど)を入れしっかり染み込ませます。
そしてザルで貝殻を取り出して水気を切ります。水切りした貝殻を太陽で完全に乾くまで乾かしたら完了です。
Aさん:貝殻にトリニティーを染み込ませるということですね!
うわぁ〜*・゜゚・*:.。..。.:*・
私:死んでしまったアワビの貝殻が、今度はアワビを生かすためのトリニティーゼット培地に生まれ変わって周りを活かします。
Aさん:その考えホントに大好き!
何も無駄なものなんてない。
人も物もみんな地球の大切な命。
私:餌には混ぜれないから貝殻にトリニティーゼットくっ付ける。
それを水槽の中に入れると貝殻に付いたトリニティーゼット部を海水が通過する時に海水にある有機物を時間はかかりますが分解してくれると思います。
それを私のところにある20年水替えをしていない海水水槽で熱帯魚が餌を食べるとするフンが20年分ないんです。
全て分解してるとしか表現のしようがないんです。
【培地の作り方】
牡蠣殻でトリニティーゼットの培地を作る
①牡蠣殻を準備し、一度焼く処理(焼きすぎるともろくなるので注意)をすることで、細かい穴が出来る
※元々太陽光などで貝殻が劣化していれば、よく洗ってから、よく乾かす。
②トリニティーゼット40倍を作る
(トリニティーゼット原液を25gを1リットルの水に入れる)
③40倍希釈のトリニティーゼットをよくかき混ぜたところに、牡蠣殻を入れよく染み込むまで混ぜる。
※牡蠣殻から出る気泡が無くなれば牡蠣殻がトリニティーゼットを染み込んだ事になります。
④牡蠣殻にしっかり染み込ませた後、牡蠣殻を引き上げてザルの上で水を切ります。
※垂れると勿体無いのでそのバケツの上で水を切って下さい
⑤その水を切った牡蠣殻を天日(火の中に入れ焼き付ける)でカラカラに乾燥するまで乾かして出来上がりです。
※時間よりも牡蠣殻が完全に乾いてる事を確認します。
⑥出来上がった牡蠣殻をバラバラにならない様に、ロープで束ねるか、網の袋に入れ水槽(養殖場)に入れる。
※入れる前にザッと海水や水で表面の汚れを流す。
この作業を順次行い水槽に入れて数を増やす。
水槽から出る排水の臭いを確認しながら、臭いが気にならなくなったり魚の糞尿の変化、魚の状態の変化、藻の発生状況などを、定期的にデータを取りながら進めていく。